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肩こりの原因や症状・予防法について解説!

肩こりは、現代人にとって非常に一般的で最近では年齢を問わず多くの人が悩まされている症状です。この症状は、首・肩の筋肉が緊張し筋肉の働きを阻害してしまうことにより、こわばりや痛みなどを引き起こすものです。

<主な筋肉の働き> ①身体を動かす②姿勢を維持する③関節の負荷を軽減する・安定させる④消化管血管を動かす⑤心臓を動かす⑥臓器や骨の保護⑦熱を発生させる・代謝を上げる⑧免疫を上げる⑨ホルモンの生成⑩水分を蓄える⑪血糖値を調整する

このように、筋肉では様々な事が行われています。では、肩こりの原因や症状、予防法、治療法についてご説明していきます。

1⃣肩こりの原因

肩こりの原因は多岐にわたります。代表的なものをご紹介いたします。

1⃣ー1 長時間の同じ姿勢

長時間のパソコン・スマートフォンの使用などにより、筋肉に負荷がかかった状態で動かない姿勢が続くと頭を支えている負荷による疲労と動かないことによるストレスで筋肉が硬くなってしまいます。肩こりの原因として1番多く、ストレートネックの原因にもなります。

1⃣ー2 ストレス

精神的なストレスも肩こりの原因で多く、自覚しにくいため症状が強くなってしまうことがあります。精神的なストレスがかかると、無意識に首や肩に力が入ってしまい筋肉に強い緊張状態になってしまいます。無意識に力が入ってしまうため、肩の力が抜けなくなる人も多く知らず知らずのうちに疲労をため込んでしまいやすいので注意が必要です。

1⃣-3 運動不足

運動不足は、筋力が低下して血液の流れが悪くなり他の原因を助長してしまい肩こりを引き起こしやすくなります。頭を支えたり、姿勢の維持が困難になり猫背や巻き肩などになってしまい、顔や頭の浮腫みや腕に痛み・しびれなどが出やすくなったりします。

1⃣-4 不適切な姿勢や動作

不適切な姿勢での作業や足元が不安定な場所での作業などでは、極度に負荷がかかるため筋肉の疲労が著しく肩こりを引き起こすことがあります。(例えば、電球の交換をする際脚立に乗り上を向きながらの作業など普段することのない態勢で作業した際など)

1⃣-5 筋肉の疲労

長時間の労働や運動で、筋肉が疲労し筋肉に張りが出てきます。ケアをしなければ、日々少しづつ疲労が溜まって筋肉が硬くなっていきます。温度差でも身体は疲労し、季節に変わり目や最近では室内外・浴槽と脱衣所の温度差による寒暖差アレルギーがみられる人も多く身体に負担がかかりやすくなっています。体が冷えると、筋肉も硬くなりますので冬場は体を冷やさないよう注意が必要です。

2⃣ 肩こりの症状

肩こりの症状は人によって異なりますが、一般的なものを紹介いたします。

2⃣-1 肩の痛み

からコリの最も一般的な症状で、肩の筋肉に痛みや違和感を感じることがあります。痛みは鈍いものから鋭いものまでさまざまあり、つらさを我慢して症状が強くなると、日常生活に支障が出ますので違和感を感じ始めたら何らかの対処をお勧めします。ストレッチやヨガなどをお勧めいたしますが、それでも疲労感を感じる際は専門家によるもみほぐし(マッサージ)で改善が見込めます。

2⃣-2 肩のこわばり

血液の流れが悪くなり、肩の筋肉が硬くなり可動域(関節の動く範囲)が制限されることがあります。首や肩の動きが悪くなったり、姿勢が悪くなったり(巻き肩、猫背など)してしまい、首や腕を動かした際に違和感や痛みの原因になります。長期間こわばりが続くと、倦怠感(重だるさ)、睡眠障害等の症状がみられるようになり疲労が溜まりやすくなってしまいます。

2⃣-3 頭痛(緊張性頭痛)

肩こりがひどくなると、頭痛を伴うことがあります。これは、肩のこわばりにより筋肉が硬くなることで更に血液の流れが悪くなる悪循環が起こりその結果として頭痛が生じる事があります。   

2⃣-4 手のしびれ

肩こりによって、手や指にしびれや感覚異常を感じることがあります。これは肩の筋肉にこわばりが起こり、硬くなった筋肉によって腕に伸びる神経が圧迫されるため起こります。血管が圧迫を受けると腕のだるさや手指のむくみ等もみられることがあります。

3⃣ 肩こりの予防法 

肩こりを予防するためには、日常生活の中で意識的にケアを行うことが重要です。

3⃣-1 正しい姿勢を心がける

仕事や学業で、動きが少ない姿勢で長時間作業していると肩こりが起こりやすくなります。PC作業・読書・ノートの書き取り等は背中丸くする姿勢を取りやすく、スマートフォン使用時は下を向くため極端に首に負担がかかってしまいます。なので、意識して正しい姿勢をとるよう心がけけしましょう。

3⃣-2 ストレッチと運動

肩周りの筋肉の柔軟性を保つためには、継続的なストレッチや軽い運動が有効です。特に、肩甲骨を動かす運動が効果的でお仕事の合間に行い長時間同じ体制をとる事を予防しましょう。お風呂上り、就寝前に静的ストレッチを行うとリラックスして睡眠が取りやすくなり睡眠の質が上がりますのでお勧めです。

3⃣-3 ストレス管理

ストレスとは、心や体に変化を起こしバランス異常を起こしている状態をいいます。ストレスが多くなると、気持ちの落ち込み、意欲の低下など気分への悪影響や動悸・めまい・頭痛など身体へのさまざまな症状が現れます。

<解決法> ①睡眠をしっかりとる②適度な運動(散歩・ストレッチなど)③誰かと話をする④自分の思いをノートに書きだす⑤五感を刺激する(見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触れる)⑥感情を刺激する(映画・読書など)⑦創作作業をする(料理・プラモデルなど)⑧マインドフルネス(瞑想)

※過度の飲酒・カフェインの摂取、食べ過ぎ、衝動買いなど度が過ぎてしまうと体調不良やさらなるストレスになる事があるので注意しましょう。

3⃣-4 身体を冷やさない

冷えは、肩こりを悪化させる原因の1つですので身体を冷やさないようにしましょう。腹部・腰部・背部など胴体を温めると体温が上がりやすく、手足の冷え症が出やすい人にも効果的です。

4⃣ 肩こりの治療法

4⃣-1 ストレッチ・もみほぐし(マッサージ)

肩の筋肉をリラックスさせるためには、継続的なストレッチやもみほぐし(マッサージ)が効果的です。一言で肩こりと言っても、原因や硬さが強い筋肉は人それぞれ異なります。まずは、専門家による施術を受けお身体の状態について教えてもらい、どういったケアをしていけば良いかアドバイスを求めてみることをお勧めします。                                   

4⃣-2 温熱療法

筋肉を温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることができます。分かりやすいものとして入浴があります。お風呂に入ると全身隅々まで温まります。これは、表面上ももちろんそうなのですが、体の内部も温まり深部体温(体内の温度)が温められます。深部体温が温まれば冷え改善や睡眠の質改善といったことに繋がります。

4⃣-3 物理療法

物理療法とは、電気治療と呼ばれる方法で痛みの緩和や循環改善、むくみの軽減などで体を動かしやすくすることを目的として、温熱・光線(レーザー)・電気(低周波・干渉波)・マッサージ(ウォーターベッド)など物理的な手段を用いて治療することです。

4⃣-4 医療機関での治療

首肩の筋肉の緊張が強く痛みやしびれが出たり、首肩を動かすと症状が強くなるなどの状態が続く場合は整形外科を受診しましょう。肩こりでは無く、頚椎症などの骨や神経に支障をきたしている場合がありますので画像診断などの検査を受けられることを推奨します。

5⃣ まとめ

肩こりは、多くの人が日常的に経験する症状であり、その原因や症状、予防法、治療法を理解することで、より良いケアを行うことができます。肩こりの予防には、正しい姿勢や継続的な運動、ストレス管理が効果的であり、肩こりが発生した場合は、適切な治療法を選ぶことが重要です。生活習慣の改善や専門家のアドバイスを活用して、健康的な肩の状態を維持することを心がけましょう。